奥深き貨物の世界 国内唯一の「貨物鉄道博物館」
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クラウドファンディングで国内最古級の鉄製有蓋貨車を復元
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鉄道による貨物輸送が国内で始まって150周年、貨物鉄道博物館が開館して20周年の2023年に、同館は現存最古の貨車の復元計画をしようと、クラウドファンディングで支援を募った。
復元計画をしたのは、地元四日市で明治時代の1900年に製造された旧関西鉄道鉄製有蓋貨車だ。関西鉄道四日市工場で458号として製造された7トン積鉄製有蓋貨車は蒸気機関車に引かれ、まちを走っていた。

当時は鉄材の国産が始まったばかりで、舶来の鋼材が使われている。
1950年ごろに廃車となってからは倉庫として使われてきたが、鉄道車両製造技術の発達の観点から見て産業文化財としての価値が高いとして譲渡を依頼し、復元をすることに決めた。
クラファンを始めると348人の協力者が現れ、目標の300万円を大きく越す450万円以上の寄付があった。こうして2025年に復元し、現役時代の姿が甦った。
丹生川駅の「貨物鉄道博物館」と阿下喜駅「軽便鉄道博物館」を結ぶシャトルバスで鉄道巡り

貨物鉄道博物館開館日(毎月第一日曜日)には三岐鉄道北勢線阿下喜駅から三岐鉄道三岐線丹生川駅まで無料シャトルバスを運行している。全国でもめずらしい軽便鉄道の北勢線終点の阿下喜駅には「軽便鉄道博物館」がある。そこからバスで「貨物鉄道博物館」を訪れるという鉄道の旅はいかがだろうか。
「貨車の保存活動を通じて、日本経済や我々人類の生活の発展を支えてきた貨物鉄道の隠れた功績を讃えると同時に、地球環境保護の観点から再評価を受けている、貨物鉄道の果たす社会的役割を啓発していきたい」と南野さん。
有志によって次世代へ受け継がれる貨物鉄道博物館を訪れ、貨物鉄道の世界へ足を踏み入れたい。
※この記事は2021年にGCIのHPで掲載したものを追記、修正して掲載しています。
<関連記事>
参考文献
・ 三岐鉄道の⾞輌たち −開業からの50 年−(南野哲志・加納俊彦)
・ 貨物鉄道博物館 OFFICIAL GUIDEBOOK 第4版
南野哲志さん ⽂献
・ 貨物鉄道博物館 OFFICIAL GUIDEBOOK 第4版 ※三岐線 丹⽣川駅にて購⼊可能
・ 三岐鉄道の⾞輌たち −開業からの50 年−(南野哲志・加納俊彦)※現在は電⼦書籍のみ販売
・ 三岐鉄道開業80周年 徹底解説、三岐鉄道!(平成23 年7⽉23⽇)
【上記書籍は、いなべ市各図書館に収蔵されています】
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貨物鉄道博物館
- 住所
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三重県いなべ市大安町丹生川中三岐鉄道三岐線丹生川駅前
- WEB
-
公式サイト
- TEL
- 0593-64-2141
- 営業時間
- 10:00−16:00
- その他
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毎月第1日曜日開館。1月は第2日曜日開館
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