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明治創業の老舗和菓子屋「新角屋」 笑顔はじける女将のおもてなしと上質な和菓子を

written by
グリーンクリエイティブいなべ
photo by
ウラタタカヒデ
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いなべ市北勢町阿下喜商店街にある明治創業の老舗和菓子店「新角屋」。ふわふわで甘酸っぱい「いちご大福」、いなべ名物の梅を使った「梅大福」、北勢銘菓「椎茸の里」など季節や地元の魅力をギュッと詰め込んだ和菓子の数々。
現在は五代目 山本章貴さんと女将の山本照美さんが明治時代から代々受け継がれた味を守り続けている。女将のチャーミングな笑顔に元気をもらい、ていねいに作り上げた上質な和菓子を味わいたい。


                              

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阿下喜の老舗和菓子屋「新角屋」

新角屋の名物「いちご大福」

ふわふわのお餅で包まれた白餡と、甘酸っぱいイチゴのハーモニーがたまらない「いちご大福」。北勢町阿下喜(あげき)にある老舗和菓子屋「新角屋(しんかどや)」の名物だ。

新角屋五代目山本さん章貴さんと、女将の照美さん

昔、阿下喜で宮大工を営んでいた山本家の奥様方が、手隙の際、和菓子をつくっていたのがきっかけで、明治末期に「新角屋」の名で和菓子屋を創業。
現在は、五代目山本章貴さんと、女将 山本照美さんの親子ふたりで、代々受け継がれる新角屋の味を守り続けている。

和菓子作りをする照美さんの手さばきは見事だ
真夜中まで次の日の和菓子の仕込みをする。

新角屋の1日はとても長い。夜中の2時、3時まで休憩をとりながら翌日に販売する和菓子の仕込みをし、朝早く卸先へ出荷のため配達へと出向く。
さらに、年末年始は和菓子の製菓に加え、のし餅や鏡餅の注文販売が追加になるため、1年で最も忙しい時期を迎える。

年末年始はのし餅や鏡餅の販売があり大忙しだ。

遠くに住む家族の力を借りることもあるが、基本は親子ふたりで、数多くの工程を日々こなす。

新角屋五代目職人の山本さんに聞く

五代目山本さんは、高校時代にこの店を継ぐことを決めた。

五代目の山本章貴さんは、幼いころから祖母に背負われ、四代目である父の背中をずっと見て育ったこともあり、高校2年生のころには、
「自分が、新角屋の味を守らなければ……」と、店を継ぐ覚悟を決めたという。

高校卒業後、名古屋にある老舗和菓子屋「美濃忠」本店で約10年もの間修行した後、阿下喜に戻り五代目として新角屋の看板を背負う和菓子職人となった。

季節ごとに趣向を凝らし、和菓子と向き合い、つくり続ける日々。

古くから日本文化と共にある和菓子の強いイメージと、代々受け継がれる味を、ずっと守り続けていく、その覚悟や並大抵のものではない。

そこには和菓子や家族への愛はもちろん、老舗を受け継ぐ使命感がある。

チャーミングな笑顔の女将に会いたい!

女将の笑顔に、つい、あれもこれもほしくなる

そして、五代目山本さんとともにお店を支えるのが、新角屋の女将の照美さんだ。
名前のとおり、このまちをも明るく照らす愛らしい笑顔は、訪れる人の心を和ませ、何より元気をくれる。
チャーミングな接客に、和菓子もついつい買いすぎてしまう。

訪れると元気をもらう場所だ。

和菓子の持つ魅力は、日本らしい四季の美しさや空気を感じられるのはもちろん、そのまちの人や雰囲気を感じ楽しめるところにもあるように思う。

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2026.1.15