暮らしから紡ぐ旅のガイド。いなべ暮らしを旅する。

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ルビー色の花が咲く、上品な味わいの手打ちそば「赤そば茶屋」

written by
かみやかなこ
photo by
八木萌子いなべ市地域おこし協力隊
  • #秋
  • #そば
  • #花

段位を持つメンバーで回す厨房

そばを打つ阿部さん その手さばきに感動する

そばは前日に阿部さんが打って一晩寝かせている。
そばを打つ手はそれはするすると軽やかに、最後は折り紙の端と端が合うようにピッタリと美しく畳まれる。そしてトントントンと細く切り美しく整ったそばができあがる。

くるくると手際よく回る厨房 有段者がチームワークでそばを提供する

店舗が開くのは木金土限定だ。
火曜は道場を開き、水曜は仕込み、日曜は勉強会などに熱心に参加する。休む間もないほど多忙を極めているが、阿部さんの姿はチャキチャキと動きその中でやりがいを持って働く喜びがこちらまで伝わるようだ。

営業日になると、そば打ちの有段者で厨房を回す。
釜の前では「釜前」がそばを茹でこの厨房を指揮する
その後ざるに移し、洗って氷でしめる担当者、天ぷら担当者など、それぞれが担当の場所で華麗に仕上げていく。
最後ホール担当者に受け渡す「デシャップ」がチェックし、ホール担当者へ渡す。

その見事なチームワークに息を呑む。

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  • 赤そば茶屋 

    住所
    いなべ市藤原町長尾357-1
    WEB
    公式サイト
    TEL
    0594-46-8911
    定休日
    日、月、火、水
    営業時間
    11:00ー13:30(LO)
    駐車場
    その他

    メニュー例 茶屋御膳(赤白2種盛り) 2,080円(税込)(2025年11月現在)

2025.11.20