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世代がつなぐ「いなべ石榑茶」

  • #茶
  • #伝統
  • #食
2024.04.23

いなべの特産の1つに「お茶」がある。

 山が恵む「湧水」と、地域特有の寒暖差で育まれるコクの深い石榑(いしぐれ)茶だ。

産地の鈴鹿山脈・石榑峠の麓には100年以上の歴史を重ねた茶畑や茶屋が並び、栽培から製造、販売までを一貫して行っている。

全国的に高齢化が問題視される中、石榑地区では世代交代が行われ次々と新しい風が吹いている。
「お茶をもっと気軽に楽しんでほしい」と話すのは「マル信緑香園」の伊藤典明さん。
2022年の秋、ここ石榑の地で、直販所に「茶カフェ」を併設した店舗をオープン。

「ちょっとお茶しよ」を形にした茶カフェでは、茶畑を眺めながら、さまざまなお茶をはじめ、茶農家ならではのこだわりスイーツが楽しめる。

まさに温故知新。新しいことに挑戦できるのは伝統があるからこそ。

毎日の暮らしに届く「お茶」は、100 年経ったいまも変わらず、ていねいに育まれる。

お茶に親しむ文化を後世へ

現代、お茶との距離が、案外遠いように感じる。

お茶の魅力に触れる機会も減り、茶葉からお茶を淹れる日常も少なくなってきている。
そんな中、地域に根ざしたお茶農家が残るこの地域では、改めてその魅力に触れてもらうイベント「茶日和(ちゃびより)」を随時開催している。

お茶との距離をもっと近くに。
そして、日常にほっと一息、お茶をゆっくり味わう時間を。

いなべ石榑茶を使ったさまざまな商品開発も進み、各所で手に取ることができる。
おみやげとして、ぜひこの地の茶文化を持ち帰ってもらいたい。

上記商品は、マル信緑香園の他、にぎわいの森「inabe’s Shop」などで購入可能。

石榑地区のお茶農家それぞれに、こだわりあるお茶を製造-販売されています。ぜひ巡って、お気に入りのお茶を見つけてください。

茶MAP LINK

いなべ石榑茶 新茶の茶摘み体験

日時:2024年5月9日(木)/12日(日)

いなべ市の石榑(いしぐれ)地区は古くからのお茶の産地。この地域で作られたお茶は「石榑茶」と呼ばれています。
この地で140年以上お茶の生産をされてきた「マル信緑香園」にて、新茶の茶摘み体験を実施します。

※外部申し込みページに移動します。

記事を書いてくれた人:
グリーンクリエイティブいなべ 荒木愛美
写真を撮ってくれた人:

浦田貴秀
いなべ市在住の写真家/ビデオグラファー
感性に訴えかけるような写真は、見る人の想像を掻き立て、温度・音・感情までも感じさせる。

インフォメーション

マル信緑香園

住所:いなべ市大安町石榑南2221-2

定休日:水曜日・年末年始
営業時間:9:00~17:00
    (16:00オーダーストップ)
駐車場:有り

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