暮らしから紡ぐ旅のガイド。いなべ暮らしを旅する。

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移ろう季節を、その瞬間に味わう。いなべ市梅林公園・あわいの食事処「きせつ」

written by
かみやかなこ
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かみやかなこ
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農作業をし、季節の変化を肌で感じながら生きてきたいなべの人々。節句を大切に祝い、旬を皆で喜び食卓に並べてきた。そんな人々の暮らしと食を味わえるのがいなべ市藤原町に2026年9月オープンした「いなべ市梅林公園 あわい」内食事処「きせつ」だ。四季のある日本の美しさ、二十四節気に沿った食文化のある暮らしを再認識できる。風を感じ、温度を感じ、彩りに気づくこの場所で、じっくりと素材の味を噛み締めたい。

いなべの旬を味わう「きせつ」

今日のお昼ごはん(提供:きせつ)

「きせつ」は、新上木食堂などいなべの食に風を起こす松風カンパニー(代表:寺園風)が手がける、いなべの季節の食材を楽しめるレストランだ。

ランチタイムには戦前いなべで作られてきた古い品種「朝日米」に旬の食材を組み合わせたおむすびやおかず箱、助六寿司を提供する。
お米は冷めてからもおいしいのが特徴で、農作業が終わってから食べるお昼のおむすびの味が再現されるようだ。おかずには野菜本来の味を引き出すシンプルな味付けで旬の味そのものを楽しめる。

助六寿司
助六寿司 (提供:きせつ)

助六寿司は祝い事や人々が集まる風景を思い出させる。この土地では祭りや親戚中が集まる日などにみんなで助六寿司を食べてきた。その特別であたたかな日を喜ぶのだ。
毎年来るその日のうれしさや、お盆の賑やかな集まりの後、少し涼しくなった夕暮れに夏の終わりを感じる切なさを思い出す。そんな心の動きを感じる味わいだ。

五平餅
自家製味噌の五平餅も絶品(提供:きせつ)

いなべの石榑茶(いしぐれちゃ)や、自家製梅のシロップを使ったドリンク、コーヒー・阿下喜ブレンドなどドリンクも充実。五平餅や時期ごとの和菓子も魅力で、カフェタイムに訪れるのも良い。

土地の歩みを感じるスタイリッシュな店内と雄大な景色

スタイリッシュなデザインと木の温もりを感じるくつろぎの空間(提供:きせつ)

店内はベンガラ色をアクセントに、木の温もりとスタイリッシュさが融合する。

机
机の土台には切ったまま使った丸太が
農作業道具
店内には農作業の道具などが置かれている

いなべの土地の歩みを感じられる農作業の道具、食器、飾り物、この地の木を丸太のまま土台に使った大きな机。古き良きものと、新しい風が共存する。

梅林公園
鈴鹿山脈を望む公園(提供:きせつ)

お弁当を持って、一歩外に出て広々とした公園で食事を楽しむのも良い。おいしい外の空気を吸いながら食べるお弁当は格別な味がする。

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2026.9.11

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